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視界のすべてが「青」に染まる。知念岬公園で見た、ニライカナイへの境界線

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沖縄本島、南城市。ここに、日常の些細な悩みなど一瞬でどうでもよくなってしまう場所がある。知念岬公園だ。

晴れた日に知念岬公園を訪れると、些細な悩みなどはふきとんでしまう。心を透明にしてくれる力がある。観光で斎場御嶽(せーふぁうたき)を訪れる観光客は多い。

でも、徒歩圏内にある知念岬公園の存在を知らずに通り過ぎてしまう人も多いようである。私が現地で撮影したGoProの映像をTikTokにアップしたものを見てほしい。

@nirai.styles

沖縄、南城市にある知念岬公園を散歩しながら、思い出の海を回想する。沖縄の色に染まり、心を解放させる。昭和の懐かしい曲とともに。 #沖縄旅行 #沖縄好きな人と繋がりたい #沖縄 #沖縄好き #青空 #海 #gopro #景色

♬ 時間よ止まれ – 初代 彫松【和彫師】

今回は、私が思わず一眼レフを置き去りにしてGoProを回し、TikTokで多くの反響をいただいた「あの景色」と、その舞台裏にある少しマヌケなエピソードを綴りたい。

知念岬公園:理想郷「ニライカナイ」を感じる場所

公園に足を踏み入れた瞬間、視界を塞いでいた緑の影が消え、圧倒的なパノラマが広がる。そこにあるのは、言葉通りの「コバルトブルー」だ。

沖縄には古くから、海の彼方にニライカナイという理想郷が存在するという信仰がある。命の源であり、神々が住まう場所。知念岬の展望台から水平線を眺めていると、それが単なる神話ではないように思えてくる。

水平線の先がわずかに盛り上がって見えるほどの開放感。あのラインの向こう側に、本当に理想郷があるのではないか——そう錯覚させるだけの「力」がこの場所には宿っている。

さらに、眼下には「神の島」と呼ばれる久高島がくっきりと浮かぶ。琉球創世の神、アマミキヨが降り立ったとされる聖地だ。知念岬は、その聖地を最も間近に、そして最も美しく拝める遥拝所のような趣すらある。

デジタル一眼を捨てて、GoProに懸けた理由

この日、私は気合を入れてお気に入りの一眼レフを三脚に据えていた。最高の一枚を撮るつもりだった。しかし、ファインダーを覗いているうちに、猛烈な違和感に襲われた。

「この風、この波のきらめき、この空間の広がりは、静止画じゃ収まりきらない」

静止した「点」ではなく、流れる「線」としてこの美しさを記録したい。そう直感した私は、重い一眼レフをカメラバッグに放り込み、ポケットからGoProを取り出した。

広角で、揺れを恐れず、この空気感を丸ごと動画に閉じ込める。それがTikTokでバズることになった「あの動画」の始まりだった。GoProの手振れ補正パワーは、素人の撮影をレベルアップしてくれる。

GoProはモデルチェンジをしたときの型落ちを狙って買った。最新モデルもいいけれど、値段がすこしでも安い方がいい。それほど機能を使いこなせるわけではないので十分なのだ!

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ただ、安さを求めるあまり、中華製の激安アクションカメラは手振れ補正や画質でGoProには及ばない。映像美を楽しみたければ安物買いの銭失いにならないようにな。

【実録】「神々しい動画」の裏側。私はすべてを闇に葬った

GoProを回しながら、私は岬の先端を移動し、さまざまな角度からニライカナイの海を追いかけた。広角レンズ特有のダイナミックな動きを取り入れ、「最高にクールな旅動画」を撮っているつもりだった。

しかし、自宅に帰って映像をチェックした私は、静かに頭を抱えた。

GoProの超広角設定は、予想以上に「余計なもの」を捉えていたのだ。神々しい水平線のすぐ脇に、必死に機材を構え、絶景に圧倒されて口を半開きにしている私の顔。

あるいは、風に煽られて踏ん張る私の「必死すぎる足元」や、レンズの隅にチラチラと映り込む「不慣れな自撮り棒の影」。

「……これでは、理想郷の神聖さが台無しだ」

私は決意した。この「人間味あふれるマヌケなノイズ」をすべて、物理的に排除することを。

GoProと延長棒

TikTokにアップしたあの動画には、私は一切映っていない。

なぜなら、神々しい景色を邪魔する「必死な男」の姿を、数ミリ単位で徹底的にトリミングし、闇に葬り去ったからだ。多くの人が「癒やされる」「神々しい」とコメントをくれたが、その美しい画面の数センチ外側には、必死な顔で機材を振り回す私がいたことを、ここで初めて告白したい。

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空撮感を出したくて、超ロング自撮り棒を購入した。撮影できる世界が広がるで。ただ、風が強い日は、長い分棒が揺れやすくなる。それほど強くない風であればGoProの手振れ補正がカバーしてくれるで。

徒歩圏内の聖地:斎場御嶽(せーふぁうたき)

知念岬公園で心を洗った後は、そのまま徒歩で斎場御嶽へ向かうのが王道ルートだ。ここは、知念岬とは対照的に「静寂」と「森の気配」に包まれた場所である。

琉球王国最高の聖地。琉球王国の安泰と五穀豊穣を祈る国家的な祭事「御新下り(おあらおり)」が行われてきた場所である。現在も多くの人々が祈りを捧げる祈りの場(うたき)であり、2000年には世界遺産にも登録された。

巨大な2つの岩が寄り添う「三庫理(さんぐーい)」の突き当たりからは、再び久高島を望むことができる。

知念岬で見た開放的な久高島とは違い、ここでは岩の隙間から神の島を「拝む」という、より精神的な繋がりを感じることができるはずだ。

ただ、残念ながら現在は安全性の問題などから、「三庫理(さんぐーい)」の中に入って久高島を見ることはできないようだ。でも、そこから吹いてくる風が、エネルギーをもたらしてくれるように感じる。

アクセスと周辺地図

知念岬公園には広い無料駐車場があり、斎場御嶽のチケット売り場(南城市地域物産館)からも目と鼻の先だ。

知念岬公園

  • 住所: 〒901-1400 沖縄県南城市知念久手堅
  • 地図リンク:https://maps.app.goo.gl/hSodwttkT5YwTGNE8
  • 入場料: 無料
  • 駐車場: あり(無料)
  • 特徴: 海沿いの遊歩道があり、周囲の島々を一望できる。

斎場御嶽

  • 住所: 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅539
  • 地図リンク:https://maps.app.goo.gl/P9vpesmijutx16am6
  • 入場料: 大人450円 / 小中学生225円
  • 開館時間: 9:00〜16:45(最終入館)※訪問前に開館時間は確認した方がいい。メンテナンスなどで臨時休業の可能性などもある。
  • 注意: チケットは現地ではなく、近くの「南城市地域物産館」で購入する必要がある。

最後に

知念岬公園の魅力は、単なる「映え」ではない。そこにあるのは、琉球から続く祈りの歴史と、圧倒的な自然が織りなす「エネルギー」だ。

一眼レフで完璧な構図を狙うのもいいが、時にはカメラを置いて、あるいはGoProでラフに動画を撮りながら、その場の空気を全身で浴びてみてほしい。

ただし、動画に余計なものが映り込みすぎて、編集作業で私のように「トリミング地獄」に陥らないよう、レンズの向きには細心の注意を払うことをおすすめする。

今回の動画は、タップまたはクリックすることでTikTokへとぶことができる。動画にあう曲もつけているので、いい感じである。

他にも沖縄をテーマにした動画をアップしている。私が必死にトリミングして守り抜いた「一点の曇りもない青の世界」を、ぜひ堪能してほしい。

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