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沖縄旅行で最も恐ろしいのは、太陽の日差しでもハブでもなく「雨」だ。青い海が鉛色に沈み、予定していたビーチパーティが霧散する絶望感。しかし、嘆くのはまだ早い。雨の日こそ、沖縄の「胃袋の深淵」に潜り込む絶好のチャンスだ。沖縄県民は雨ごときではめげない。
今回は、那覇のシンボル「第一牧志公設市場」を中心に、沖縄本島を縦断しながら雨を避けて楽しめる最強の「食の駅」をハシゴしてみよう。なんくるないさ~である。
那覇の迷宮!第一牧志公設市場で「持ち上げ」を体験せよ
国際通りからアーケードを伝えば、傘を差さずにたどり着けるのが「第一牧志公設市場」だ。ここは単なる市場ではない。一歩足を踏み入れれば、そこは外のどんよりした天気を忘れさせる、熱気と原色の食材が渦巻くエンターテインメント空間である。
鮮やかすぎて目がチカチカ?南国フィッシュの洗礼
鮮魚コーナーは、まるで熱帯魚の水槽をひっくり返したような色彩だ。蛍光ブルーのイラブチャー(ナンヨウブダイ)や、鮮烈な赤のアカマチ(ハマダイ)。「これ、本当に食べて大丈夫?」と二の足を踏むかもしれないが、その身は驚くほど淡白で上品な白身だ。

赤マチの手前や後ろにいる鮮魚を見てほしい。さすがに見た目は決しておいしそうとは思わないかもしれないが、実は白身で甘みのあるおいしい魚なのである。
この市場の活気を、ぜひ手元に残してほしい。今回、私が現地で撮影した「沖縄の鮮やかな鮮魚たち」の写真を、写真ACにて公開中だ。無料でダウンロードできるので、旅の思い出やブログ素材として自由に活用してほしい。
「鳴き声以外はすべて食べる」豚肉文化の凄み
沖縄には「豚は鳴き声以外すべて食べる」という言葉がある。精肉コーナーに行けば、その言葉に嘘偽りがないことがわかる。コラーゲンたっぷりのテビチ(豚足)や、コリコリ食感のミミガー(耳)。
そして極めつけは、豚の顔の皮をそのまま剥いだ「チラガー」だ。以前、店頭にデーンと鎮座するチラガーを見た幼い男の子が、「……パパ、ブタさん、ねんねしてるの?」と震える声で聞いていた。パパが「そうだね、すごく深い眠りについてるね」と返したあの光景は、子供にとってはトラウマ級の刺激だったに違いない。だが、大人になればこれが最高の酒の肴になるのだ。コラーゲンたっぷりで、美容にもいいかもしれない。
居酒屋でもテビチやミミガーを扱っているお店はある、ただ、さすがにチラガーはなかなか出会えない。メニューにあったら、ぜひ、チャレンジしてみることをすすめる。
1階で買って2階で食べる「持ち上げ」システム
この市場最大の醍醐味は、1階で選んだ食材を2階の食堂で調理してもらえる「持ち上げ」システムだ。調理代を払えば、刺身、煮付け、バター焼きなど、プロの技で最高の沖縄料理に変身させてくれる。外が土砂降りでも、オリオンビールを片手にして、となりの地元のオジーやオバーとおしゃべりしながらの食事は、どんな絶景よりも贅沢な時間だ。
南部・糸満の底力!「道の駅いとまん(お魚センター)」
那覇から少し南へ足を伸ばせば、日本最南端の道の駅「いとまん」がある。ここにある「糸満漁協お魚センター」は、まさに魚好きの聖地。
市場内は屋根付きの屋台形式になっており、生牡蠣、ウニ焼き、大トロの握りなどがその場で1個から購入できる。観光客も多いが、地元の魚好きもかなりの割合で訪れる。雨音を聞きながら、新鮮な魚介を片っ端から食べ歩く(といっても屋内だが)のは、食いしん坊にはたまらない体験だ。
なかなかイセエビを食べる機会もないが、運が良ければイセエビを半分に切ったぷりぷりのおいしさに出会えるかもしれない。
北上の拠点はここ!「道の駅おんなの駅 なかゆくい市場」
恩納村にあるこの道の駅は、もはや「道の駅」というカテゴリーを超えたグルメスポットだ。
ここは水産物だけでなく、農産物の充実ぶりが凄まじい。見たこともない巨大なパッションフルーツや、ゴツゴツした島野菜が並ぶ。
- アチネー(商い)の熱気: 揚げたてのサーターアンダギーや、山盛りのムール貝ウニソース焼き。
- 雨でも大行列: 絶品のかき氷「アイスマウンテン」は、雨の日でも不思議と食べたくなってしまう魔力がある。ただし、夏限定。
本島最北の秘境!「道の駅ゆいゆい国頭」
さらに北へ、やんばるの森を目指すと現れるのが「道の駅ゆいゆい国頭」だ。ここまで来ると、空気の濃さが変わる。
ここでは、国頭村ならではの「イノブタ料理」をぜひ味わってほしい。豚よりもさらに野性味溢れる旨みが、雨で冷えた体に染み渡る。また、巨大な「ヤンバルクイナ」のオブジェが出迎えてくれるので、雨の日でも「やんばるに来た!」という実感を120%味わえる。
予定変更を「最高」に変える、市場と道の駅の魔法
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【3月の沖縄】海開きはもう始まってる!?「春なのに初夏」を攻略する服装・グルメ・気温ガイドビーチに行けない雨の日だからこそ、普段は見逃してしまうような市場や道の駅の隅々まで探索してみてほしい。店員のおばぁとの「これ、どうやって食べるの?」という何気ない会話の中に、ガイドブックには載っていない沖縄の知恵と生活が詰まっている。
第一牧志公設市場を筆頭に、沖縄の道の駅は天候に左右されない「食のワンダーランド」だ。雨が降ったら、迷わず車を走らせよう。そこには、あなたの想像を超えるディープで美味しい沖縄が、口を開けて待っている。
なんとネットショップでチラガーを発見!オキハムといえば、沖縄では有名な食品会社。興味のある方はどうぞ、見た目がちょっとって感じもあるので、サングラスでおちゃめ感を無理やり出しているような・・・w
